035『北京でいただきます、四川でごちそうさま。 四大中華と絶品料理を巡る旅』
■2018年4月刊/定価650円
■幻冬舎文庫
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美味しいものを探して繰り返し中国を訪問。「四大中華」を制覇しました。北京ダック、上海蟹、点心、火鍋などの王道を抑えつつ、知られざる珍料理にも舌鼓を打つ。気になる絶景スポットへ足を運んだり、最新IT事情に驚かされたり。中国の旅は突っ込みドコロがありつつも、一昔前と比べるとだいぶ快適になりました。食べて呑んで好奇心が満たされる旅。
■刊行に寄せて(2018年3月16日・FBページより)
海外旅行記シリーズ最新作できました!
[紹介文]パンダが汚れてる!? グーグルマップが使えない!? トイレが×××!? …でもつかまれた胃袋が何度でも僕を中国へ向かわせる。北京ダック、上海蟹、飲茶、火鍋と4大料理の王道を制覇しつつ、珍料理にも舌鼓を打つ。突っ込みドコロは多いものの、一昔前のイメージを覆すほど進化した姿がそこにあった―!
幻冬舎文庫からリリースしてきた書き下ろし旅行記シリーズの最新作。今回の旅先は中国です。これまでも中国の旅はあちこちで書いてきましたが、中国だけで一冊というのは初めての試み。
旅のテーマは食です。本場の美味しい中華を食べたい! 知られざる絶品料理に出合いたい! という欲求から日本を出発。広い国なので一度の旅ではとても回りきれず、繰り返し訪問することになります。結果的に四大料理とされる北京料理、上海料理、広東料理、四川料理を順に制覇していくことに。旅の模様を『北京でいただきます、四川でごちそうさま。』というタイトルで一冊にまとめました。
最近はインバウンドの影響なのか日中間のフライトが急増していて、そのおかげで航空券が激安です。たとえば成田~成都の直行便で、往復諸費用込み2万円以下とか。北京や上海ならともかく、成都行きでこの値段は破格だと思います。LCCではなくレガシーキャリアなので機内食は出るし、荷物を預けるのも無料。
こんなに安いのなら……と飛びついたのも旅のきっかけのひとつなのですが、気が付いたらどっぷりハマってしまいました。一筋縄ではいかない部分はありつつも、中国は旅しておもしろい国だなと思います。良くも悪くもネタが豊富というか、突っ込みドコロがたくさんあるというか。インドなんかもそうなんですが、旅行記の題材にするには書きやすい国であることは確かですね。
結局、わずか4か月の間に計4回も中国に渡航しました。一番最近のものが2018年1月の旅なので、本当につい最近のことです。1月に旅した内容が4月に本になるというのも急な話で自分でも驚いていますが、怒涛の勢いで変化し続けている中国だけにスピーディに刊行できてむしろ良かったなあと。
四大中華がメインテーマながら、ほかにも湖南省にある中国一美しい古城といわれる鳳凰や、ハルビンの氷祭りなどにも足を運んでいます。あとこれは個人的な趣味全開ですが、スマホ決済やシェア自転車など、近年話題の中国のIT事情についても積極的に紹介しています。内容の濃い旅だったから書くこともたっぷりで、原稿がすごいボリュームになってしまいました。
このシリーズも本書で六作目です。そういえば、前作『ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン』は昨年テレビドラマ化もしました。内容としてはいつも通りのゆるい旅行記です。最近は「半日旅」が好評で国内ネタが多かったので、自分としても改めて新鮮な気持ちで取り組めた一冊でもあります。
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