『LCCで行く!アジア新自由旅行 3万5000円で7カ国巡ってきました』

LCCで行く!アジア新自由旅行

017『LCCで行く!アジア新自由旅行 3万5000円で7カ国巡ってきました』

■2012年7月刊/定価680円
■幻冬舎文庫


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格安だから、どこでも、何度でも行けるんだ!片道から組み立てられる旅の魅力を体感するため、LCC元年である2012年初頭に雪国から旅立ちました。台湾、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシアの7カ国を巡ったアジア自由旅行記。

■刊行に寄せて(2012年6月21日・FBページより)

来月も新刊が出る。前回に続き宣伝を兼ね、ここに駄文を書き記しておきたい。

ジェットスター・ジャパンがいよいよ7月3日から就航する。続いてエアアジア・ジャパンも8月1日に就航開始予定だ。この狙い澄ましたかのようなタイミングで、LCCの本を刊行することになった。

『LCCで行く!アジア新自由旅行
―3万5000円で7カ国巡ってきました―』

という直球のタイトルの一冊である。幻冬舎から7月4日発売予定。

「LCC元年」などという言葉をよく耳にするようになった。といっても、もうだいぶ前、羽田にエアアジアXが就航したときにも同様のキーワードがメディアを賑わしたし、さらに遡ればジェットスター航空が関空に来た時にも聞いたような気もする。一体何度目の「元年」なのだろう……と首を傾げるところだが、国産LCCの登場こそを契機とするならば、今度こそ本当に「LCC元年」と言ってもよいのかもしれない。

先陣を切ったのは、3月1日から就航を開始したピーチ航空であった。就航直後の3月に実際に僕も乗ってみた。本書はその搭乗場面からスタートする。計9フライト、すべてLCCを乗り継いでアジア7ヶ国を巡った。一部始終を旅行記という形でまとめたのが本書だ。LCCとはなんぞや、といういわば基本情報のようなものについてはあまり触れていない。すでに余所が散々やっており、いまさら書く意味もないだろうと思ったからだ。僕だったらLCCをこう活用する、乗ってみたらこうだった、といった具体的かつ実践的な内容を目指してまとめてみた。

先日アップした『自分を探さない旅』の「刊行に寄せて」では、柄にもなくシリアス気味な独白めいたものを書き綴った。あれと比べると、随分温度差のある紹介になってはしまうが、本作は一転して気軽な内容である。

一言でいえば楽しい旅だった。だから、書くのも楽しかった。

どれだけ楽しかったかというと、賞味1ヶ月で書き上げてしまったほどだ。この本の執筆だけではなく、他の細々とした原稿や、さらに次の新刊の原稿、『自分を探さない旅』の校正なども同時並行的に進めていたにもかかわらず、ほぼ1ヶ月で1冊を書ききった。自分的には快挙であった。

急ぐべき理由があった。本作の旅から帰ってきたのが3月下旬。刊行は7月4日である。逆算すると、遅くてもGW頃までには原稿を上げないと間に合わなかったのだ。GWはカリブへ行く予定で、できればその前には仕上げたかったが、結局終わらなくてPC持参で旅立つことになった。空港等での待ち時間は当然として、北米までの長い太平洋路線の機内でキーボードをぱちぱち叩き続けた。カリブに着いてからも、部屋のテラスで液晶画面と見つめ合っていた。さらに言えば、4月前半にも別件での用事と絡めて沖縄の那覇に引きこもって原稿を書き続けた。遡れば原稿の元となるプロット自体も、3月のその旅の最中にリアルタイムで作成していた。ゲラになってからも今度はタイへ行く機内に持ち込んで、お酒を飲むのも我慢しつつ赤ペンと格闘した。

要するに何が言いたいかというと、一箇所に腰を落ち着けずに移動を繰り返しながら制作した一冊だということだ。旅をしながら書いた旅の本とでもいえるだろうか。本書で巡ったのは台湾、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシアの7ヶ国。どこの国もだいたい2泊程度で、サクサク移動を続ける感じはいつも通りである。良く言えば密度が濃い、悪く言えば忙しない旅だが、移動しながら書き続けたことで落ち着きのなさっぷりに拍車がかかった(これはたぶん、いい意味で)。

気軽さ、といえば、本作は書き下ろしの新作ながらいきなり文庫である。ポータビリティが高いので、それこそ旅に持参して頂いて、飛行機の機内など移動の最中にでも読んで頂けると、落ち着きのなさっぷりがさらに伝わるかもしれない。旅をしながら書いた旅の本を旅をしながら読んで頂く――我ながら悪くないように思える。定価も単行本に比べると手軽なので多くの人にぜひ手にとって頂ければと願う。

短期高速移動型の気軽な旅とはいえ、大充実の旅であったから、書きたいことが多すぎてエピソードを整理するのに四苦八苦もした。結果、文庫ながらまたしても300ページ越えの長編となった。カラー写真のページも設けているし、かかった費用などのデータも別途まとめている。

もう一つ補足しておくと、『自分を探さない旅』は2011年3月の旅の話だった。そして本作は2012年3月の旅の話である。そう、期せずして、ちょうど1年後の話ということになる。テーマがぜんぜん違うし、テンションもだいぶ異なるが、続けて読むとさらに楽しめるかもしれない、といういささか調子のいい宣伝文句で本稿を締め括っておきたい。

https://www.facebook.com/tomotripage/posts/330943976984538

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